合同会社てくてくの中にある“アトリエすむち”は、重度訪問介護の事業所です。
この事業所でやっている事は、利用者様Aさんの代理で受領しているAさんの介護給付費を、
Aさんに代わってAさんの為に使う事です。
その方に出ている介護給付費を代理受領費として
その方に代わって受領して、その方の支援の為だけに使っています。
この代理受領費で事業所は運営されています。
なので、代理受領費は、利用する方に納得していただいた内容、方法で、透明性を持って使わなければいけないと考えています。
利用者様の収支が一人一人の代理受領費の中だけで完結しますので、内容は明らかです。
一人一人の利用者様に共通なのは事務所の場所代、事務人件費など事務に関わる経費です。
そして、介護員の持っている資格への手当を、
さらにスキルアップを目指す介護員が資格取得するための助成を、
介護員が安全に業務を行うための道具を用意したりメンテナンスするための手当を、
介護員が事務所近くに住む場合の住宅手当 等々…
てくてくでは、これらは全て利用者様の代理受領費から出させてもらっています。
介護サービスを利用する方がいらっしゃるからこそ、仕事ができ、雇用が生まれます。
働いて生活する人がいて、消費活動が起こり、税金を納め、人が生まれ育ち、街ができていきます。
介護サービスは、誰もが安心して暮らすための公共事業です。
「介護は常に人手不足の大変な仕事」「誰でもできる仕事」「人に迷惑をかけることは良くない」等々、介護を仕事とする人や、介護サービスを利用して暮らす人に対して、介護を今は身近に感じていない人は勝手に想像するのかもしれません。
私たちは、そうではないと思います。
いつ、どんな状況になろうとも、私たち一人一人が尊厳を持って住み慣れた街で暮らし続けることを選べる。とても大切なことです。
そしてそれを支えるのが公共福祉です。
国、都道府県、区市町村、そして一つ一つの地域の事業所が協力して
制度を使って暮らす人をサポートし、アシストしています。
介護は、希望に溢れるお仕事になるはずです。
コメント